車など高額商品の見積もりの金額を見て、「そういうものか」とそのまま受け入れていませんか。
私はガイドの仕事で使うラフティングボートを買い替えるとき、その金額に違和感を持ったことで、思いがけず安く買う方法にたどり着きました。
同じようなことが、車を買ったときにもありました。
北海道で小さくガイド業を営む私が、見積もりの金額を鵜呑みにせず別ルートを探した話です。
代理店の見積もりに、まず違和感を持った

私がガイドの仕事で使ってきたボートが、そろそろ限界でした。
先輩ガイドから譲り受けた時点で、すでに20年近く使われていたボートです。
そこから私がドリフトボートフィッシングやネイチャーボートツアーでハードに使い、ハンドルが取れかかったり補修箇所が剥がれたりと、ツアーで使うには厳しい状態になっていました。
ボートの寿命はだいたい5〜10年と言われているので、とっくに寿命を超えて働いてくれていたことになります。
買い替えのため北海道内の代理店に見積もりを取ると、2年前に見た価格の約1.8倍、50万円近くまで上がっていました。
簡単には手が出せない金額でしたが、「今の相場はそういうものだから仕方ない」とすぐには納得できませんでした。
別ルートを探したら、半額以下だった

どうしようかと考えていたとき、20年近く前に自然体験キャンプでお世話になった指導者を思い出しました。
その人が以前、韓国のボートメーカーから直接ボートを輸入した経験があると話していたのを覚えていたのです。
古い縁をたどって連絡してみると、北海道の代理店価格の半額以下で買えることがわかりました。
「今度9月に韓国へ行くから一緒に行く?」と誘われ、内心では気が進みませんでしたが、思い切って行くことにしました。
2025年9月、3泊4日で韓国のソウルへ渡航し、ボートメーカーの本社で直接新しいボートを発注。
新しいボートは翌年4月ごろに到着し、届いてすぐトラブルもありましたが、補修・補強をして本格的に使い始めています。
譲り受けてから20年以上働いてくれた古いボートは、空気を抜いてたたみ、今は小屋で保管しています。
同じことが、ハイエースを探していたときにもあった

似たようなことは、車を買おうとしたときにもありました。
ハイエースを買おうと思ったとき、「中古相場だからこの値段」とそのまま受け入れず、絶対にもっと安く買える方法があるはずだと探し続けました。
そうして見つけたのが、マツダのボンゴブローニイバンという、ハイエースのOEM車。
令和元年式・2万キロ走行のボンゴブローニイバンを、4年落ちの状態で270万円で購入しました。
同じ年式・同じ走行距離のハイエースを買おうとすると、300万円くらいします。
差額はおよそ30万円でした。
ボートのときと同じで、最初に見えた金額を疑い、別の切り口から探しただけで、結果は大きく変わりました。
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「最初に見えた値段」を鵜呑みにしない
代理店の言い値も、中古市場の相場も、最初に目に入る金額がそのまま適正価格とは限りません。
同じものを別のルートから手に入れる方法や、同じ役割を果たす別のものに置き換える方法が、意外と残っていることがあります。
もちろん、探しても見つからないこともありますし、手間や時間がかかる分だけ簡単な選択ではありません。
それでも、「相場だから仕方ない」と決めつける前に、少しだけ別のルートを探してみる価値はあると思っています。
見つかるまで探し続ける、という選択
ガイド業も、道具が壊れれば直し、値段が上がれば知恵を絞って調達方法を探す、その繰り返しです(田舎でアウトドアガイドとして働く、リアルな年収と経費の話にも書きましたが、道具にかかる経費は決して小さくありません)。
大きな資本があるわけではない、私のような弱小個人事業主にとって、見つかるまで探し続けるという姿勢は、経費を抑えるための数少ない武器の一つなのかもしれません(小心者でも田舎で開業。収入が不安定でも自由に働くための考え方で書いた「自由に働く」ための工夫の一つでもあります)。
そうやって少しずつ、北海道でガイドという仕事を続けています。


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