林業に転職を考えていますが、林業のデメリットって何ですか?
林業の仕事はあまり人目につかないので、デメリットのイメージがしにくいです。
林業に従事している私が林業のデメリットを4つ紹介します。
林業のデメリットは4つ
- 労働環境が過酷
- 電波が通じない
- 怪我をする可能性が高い
- 危険度に見合った賃金が出ない
それでは順番に解説していきます。
【林業のデメリット①】労働環境が過酷
夏は気温30度を超える中で作業します。これが一番堪えます。
林の中での作業なら、日陰がありますが、下刈りなど日陰がないときにはかなりきついです。直射日光の中、ずっと外で作業しなくてはいけません。
その上、ハチなども出てくるので、このような環境で仕事をする職業は他にないでしょう。
尋常じゃないほどの汗をかき、1日に4ℓほどの水分補給をしないと熱中症と脱水になります。
暑いときには、しっかり水分補給をしないと命の危険もあります。
【林業のデメリット②】電波が通じない
山なのでスマホの電波が通じないことがあります。現在では電波の入るところも増えてきましたが、山奥に行けば繋がらないことの方が多いです。
緊急事態に対処できないというのが一番のネックです。
怪我をして今すぐにでも、救急隊の要請をしたいときに、電波が通じなければ、電波が届くところまでまず移動しなくては行けません。
一刻を争う事態に無駄な時間を削ることになります。このせいで命を落とす可能性だってあるのです。
こう考えると電波が通じないのは大きなデメリットです。
【林業のデメリット】怪我をする可能性が高い
チェーンソーで脚を切る、刈払い機で脚を切る、枯れ枝が落ちてきて体に当たる、など挙げればきりがないほど怪我をする要因が山にはあります。
多少の擦り傷くらいならなんともないですが、命を落とすような怪我もあります。
命を落としてしまっては、家族が悲しみますし、意味がありません。
この怪我をする可能性が高いのは林業の最大のデメリットです。
【林業のデメリット④】危険度に見合った賃金が出ない
林業は危険です。作業も命がけで行なっています。
その割にというのもなんですが、賃金が低いです。
日給10,000円前後の給料で命をかけて仕事ができますか?という話です。
命の危険がある職業として潜水士がありますが、彼らの平均年収は600〜700万円です。一方林業の平均年収は約300〜400万円です。
水の中と陸上なので、比較にならないかもしれませんが、命の重みは同じだと思います。
林業は仕事が好きでないとできないです。
仕事のきつさ、危険度を考えると割に合わない仕事なのが林業のデメリットです。
まとめ
林業のデメリットは・・・
- 労働環境が過酷
- 電波が通じない
- 怪我をする可能性が高い
- 危険度に見合った賃金が出ない
いかがでしたでしょうか。どの職業にもデメリットはありますが林業の最大のデメリットは命を落とす怪我をする可能性が高いことです。
あなたが林業に転職を考えているなら、命の危険があることをよく理解しでから、林業に従事して欲しいと思います。
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