- NFTを活用した地方創生事例ってどんなものがあるの?
- NFTを使って地方創生なんてできるの?
このような疑問に答えていきます。
今回の記事ではNFTを活用した地方創生事例を7つ紹介していきます。
2021年に急激に話題になったNFTですが、すでに日本のふるさと納税の返礼品になるなど地方創生に活用されるまでになりましたね。
実際に私自身の勉強も兼ねて、地方創生に関わるNFTとして注目されている新潟県旧山古志村のNisihigoi NFTを購入してみました。
Nishikigoi NFTホルダー(ホルダーとはそのNFTを持っている人のこと)になると旧山古志村のデジタル村民になることができて、村民投票などにも参加できるという画期的な取り組みです。
今後、旧山古志村のようなNFTを活用した地方創生事例は急激に増えていくのではないかと思います。
それでは、NishikigoiNFTを含めた地方創生に活用されているNFTの事例など見ていきましょう。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
NFTとは
そもそもNFTとは何なのか復習しましょう。
Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略称。暗号資産と同じブロックチェーン上でやり取りされる、偽造不可能な鑑定書と所有証明書が付いたデジタルデータのこと。
簡単にいうと、世界に一つしかないデジタルデータのことです。
デジタルデータ(写真、画像など)はいくらでもコピーできるじゃん、と思われるかもしれませんが、改ざん不可能なブロックチェーン上にあるNFTはコピーすることはできません。
デジタルデータに希少価値を付けることで価値が見出される世の中になってきたわけです。
NFTを用いた地方創生の内容は主に2つ
NFTどうやって地方創生に生かすかというと以下の2つです。
- 地域の特色を生かしたNFT作品の販売
- ふるさと納税の返礼品としてNFTの活用
それぞれ解説しますね。
地域の特色を生かしたNFT作品の販売
Nishikigoi NFTがこれにあたります。
新潟県旧山古志村では昔から錦鯉の養殖が盛んに行われていました。
名前からもわかると思いますが、Nishikigoi NFTはこの特産の錦鯉をモチーフに描かれています。
NFT作品の販売だけで終わらない
NishikigoiNFTを購入するとデジタル村民の称号が与えられ、村民投票に参加できるなど、ただNFTを買っておしまいではなくコミュニティー意識の強化も設計されています。
実際の村民だけでなく、ネットでつながるデジタル村民との関係人口も増やすことで、地方創生に役立てている代表的なNFTです。
ふるさと納税の返礼品としてNFTの活用
現在ではふるさと納税の返礼品にもNFTが使われています。
主に、NFTゲーム内のアイテムが商品に出されていて、納税するとともに、NFTアイテムがゲットできます。
お得にゲーム内のアイテムを購入できるので、ゲーム好きの人にとっては活用しない手はないですね。
NFTを活用した地方創生の事例 7選
それではNFTを活用した地方創生の事例を7つ紹介していきます。
- 旧山古志村 NishikigoiNFT
- 北海道ふるさと納税の返礼品にNFT
- 兵庫県尼崎市の非公認ゆるキャラのNFT
- ゆるキャラ®︎グランプリ
- 鉄腕アトムのメタバースを活用したNFTゲーム
- 愛知県岩倉市の風景写真NFTアート・プロジェクト
- ふるさとチョイスでNFTの返礼品
それぞれ紹介していきますね。
【NFTで地方創生事例1】新潟県旧山古志村 Nishikigoi NFT
Nishikigoi NFTは初めて私が購入したNFTです。
新潟県旧山古志村、人口およそ800人の集落が発行する、NFT。
このNFTを購入すると、デジタル村民の称号が与えられ、村民投票に参加できたりします。
今後、地方創生事業で、デジタル住民になれるNFTを発行し、関係人口の増加を図る施策が増えそうな予感がしますね。
Nishikigoi NFTは地方創生事業の最先端を行っているかもしれません。
Nishikigoi NFTの購入方法はこちらから
【NFTで地方創生事例2】北海道北広島市が観光振興のためにNFTを発行
画像引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000091165.html
北海道北広島市の(一社)北海道きたひろ観光協会は、NFTをふるさと納税に活用するソリューションを提供する(株)あるやうむが提携し、北広島市にある歴史ある駅逓所をモチーフにしたNFTを発行。
NFTの購入権は抽選で選ばれました。
北広島市のNFTは1枚のみの発行だけでしたが、今後追加発行される予定なので、欲しい!と思った方は今後の動きを要チェックです。
【NFTで地方創生事例3】兵庫県尼崎市の非公認ゆるキャラ「ちいさいおっさん」NFT
画像引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000046191.html
兵庫県尼崎市の非公認ゆるキャラのちいさいおっさんのNFTです。
地方の非公認ゆるキャラが1枚5,000円で4分で完売という大人気ぶり。
大人気とはいえ正直私はちいさいおっさんNFTはいらないですね・・・
【NFTで地方創生事例4】ゆるキャラ®︎グランプリ
画像引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000046191.html
日本全国にいるゆるキャラがついにNFTトレーディングカード化しました。
現在はゆるキャラ2体のみのNFT化でプロトタイプしかありません。
今後、全国のゆるキャラがNFTかしていくかもしれません。
これが今後どうやって地方創生につながるかよくわかりませんが、NFTの活用事例は増えていくことは間違いないですね。
しかし、収益が上がるかどうかは別問題で、ただの流行りで終わる可能性も高いです。
【NFTで地方創生事例5】鉄腕アトムのメタバースを活用したNFTゲーム
画像引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000080034.html
日本各地のご当地観光名所と鉄腕アトムのNFTトレーディングカードがメタバースゲームとして世界に発信されています。
日本のアニメ文化はNFTやメタバースなどの世界観を作るにはとても相性がよいと言われています。
世界のアトムファンが日本のご当地観光名所を知るきっかけとして、今後地方創生の参考になる取り組みなのではないかと思います。
【NFTで地方創生事例6】愛知県岩倉市の風景写真NFTアート・プロジェクト
画像引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000036816.html
ふるさと納税サイト「ふるり」を運営する株式会社MLJ(本社・東京都港区)は2022年2月28日、岩倉市(愛知県)の風景を撮影し、その写真をNFT(非代替性トークン)のアートとして販売、売り上げを同市に寄付する取り組みを始めました。引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000036816.html
愛知県岩倉市の風景写真をNFT化してふるさと納税に役立てようという取り組みですね。
【NFTで地方創生事例7】ふるさとチョイスでNFTの返礼品
画像引用元URL:https://www.furusato-tax.jp/feature/a/nft_2022?top_left_pr
北海道の余市町、上士幌町ではふるさと納税にNFTを発行しています。
上士幌町はドローンショー映像のNFTアートの返礼品。その価格なんと、4,350,000円。
余市町は名産でワインや畑を取り入れた、町をPRするNFTアートになっています。余市町のNFTアートは1枚120000円ですが完売しています。
これから先NFTアートをふるさと納税の返礼品にする市町村は多そうですね。
【NFTで地方創生事例7-1】My Crypto Heroesのアイテムも返礼品に
画像引用元URL:https://www.furusato-tax.jp/feature/a/nft_mch
「My Crypto Heroes」は、「ゲームにかけた時間も、お金も、情熱も、あなたの資産となる世界」。歴史上のヒーローたちを集め、育て、編成し、クリプトワールド制覇を目指す、ブロックチェーンゲームです。
2018年11月30日の正式サービス開始初日より、イーサリアムベースのブロックチェーンゲームとして、取引高・取引量・DAUで世界一位を記録。
業界初のTVCMの放映、手塚プロダクションとのIPコラボレーション、Coincheckを始めとした仮想通貨取引所とのコラボレーションを通して、ブロックチェーンゲームの拡大に寄与してきたブロックチェーンゲームです。(ふるさとチョイスより)
ブロックチェーンゲームは馴染みのない言葉ですよね。
ゲーム内で獲得したアイテムなどが本当に自分の資産になったり、ゲーム内で稼いだお金が実際の生活で使えたりと、ゲームの世界と現実世界の協会が曖昧になってきました。
余市町ではブロックチェーンゲーム内で使えるNFTアイテムもふるさと納税の返礼品で販売しています。
余市町の取り組みはこれからの時代の地方創生の先駆けになるのか、ただの流行りに乗っかっただけで終わるのか見ものですね。
NFTを用いた地方創生は今後新たな起爆剤となるか
Nishikigoi NFTを筆頭に今後地方創生にNFTは活用されていくはずです。
なぜかというと、関係人口が増えるから。
Nishikigoi NFTのようにホルダーはデジタル村民になり、旧山古志村コミュニティーに所属することができます。
デジタル村民になったら、実際に旧山古志村に行ってみたくなるのも当然。
現地に住む村民と交流することができ、交流人口の増加にもつながり、経済活動も盛んになります。
他の地域でもこのような取り組みは間違いなく起こるようになり、各田舎のデジタル村民が誕生していくはずです。
地方創生NFTを購入するには
私が実際にNishikigoi NFTを購入した手順などは下記のページをご覧ください。
手順に沿っていけばNishikigoi NFTは購入できます。
まずは暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設
NFTを購入するためにはイーサリアムという暗号資産(仮想通貨)が必要です。
暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設しないとイーサリアムを購入することができないので、地方創生NFTに興味がある方はまず、口座を持ちましょう。
無料で口座は作ることができるので安心してください。
コインチェックで口座開設するのがおすすめです。その理由はスマホでの操作がしやすいから。
まずはやってみましょう。
まとめ
- 旧山古志村 NishikigoiNFT
- 北海道ふるさと納税の返礼品にNFT
- 兵庫県尼崎市の非公認ゆるキャラのNFT
- ゆるキャラ®︎グランプリ
- 鉄腕アトムのメタバースを活用したNFTゲーム
- 愛知県岩倉市の風景写真NFTアート・プロジェクト
- ふるさとチョイスでNFTの返礼品
以上7つの事例を紹介してきました。
今後NFTなどデジタル技術を使った地方創生事業は加速していくはずです。
今のうちから地方創生NFTに触れておくと時代の先を行けるので、ちょっとだけでもいいので、暗号資産(仮想通貨)、NFT、メタバースなどを知っておきましょう。
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