2018年に発売された破天荒フェニックスのレビューです。
結論としてはめっちゃ面白いです。
著者の田中修治氏がオンデーズを買い取ってからは、めっちゃ失敗するし、めっちゃピンチを迎えるし、数億円単位のお金を動かしているし、挑戦の度合いが半端ないハラハラドキドキの内容です。
何かに挑戦したいと思っている人は読んだほうがいいです。
自分の挑戦などちっぽけだと思えるすごい挑戦を著者の田中修治氏はやってのけます。
そして自分にも何かできるかもと思わせてくれます。
あらすじ
デザイン会社を経営していた著者の田中修治氏は経営が傾ききって今にも倒産すると誰もが言ったメガネチェーン「オンデーズ」の買収をしました。
当時田中氏は30歳。
オンデーズを買収したのはいいものの、倒産すると言われただけあるメガネチェーンの内部は大変なことになっていました。
全国各地の店舗スタッフのやる気はなく、本社もずさんな管理体制。
買収後、オンデーズの社長になった田中氏は会社内で起きている問題を一つ一つ改善していくにも、次から次へと壁が立ちはだかり、できることを片っ端からやってみてその壁を突破していきます。
発生する問題のスケールがデカすぎ
数億円の資金ショートを起こしそうとか、一緒に頑張ろうと手を組んだ人に裏切られたりとか、資金調達の目処が立って、借りる直前に話が頓挫したりとか、もう物語の振り幅がすごくて、読んでいても心拍数が上がります。
本を読み進めると田中氏が社長になった後のオンデーズは何度も資金ショートを起こしそうになります。
最初は数億円の資金ショートはやばいじゃん!会社が倒産しちゃう!とハラハラするのですが、もう何回も資金ショートを起こしそうになると「またか」みたいに慣れてきます。
まして金額が数千万円という単位だと「大したことないな」と思ってしまいます。
人間何度もピンチを迎えると慣れるもんですね。
大問題から逃げない
問題が立て続けに起きるオンデーズですが、田中社長はその問題から逃げようとはしません。
倒産の危機に陥っても、あの手この手でなんとか挽回します。
その方法はどれも華麗なものではなく、たくさんの人に頭をさげ、オンデーズを再生したいという熱意を伝え、さまざまな行動を起こして問題を解決していきます。
常人なら、もうとっくに諦めてしまうような内容も、オンデーズに勤めるスタッフのため、オンデーズを利用してくれるお客様のため、田中社長が逃げることはないのです。
自分なら、体調崩すようなプレッシャーのかかる問題ばかりです。数億円の資金調達、スタッフ同士のいざこざ、別事業買収、何度もくる倒産の危機・・・読んでるだけで変な汗が出るような感じです。
どうせ倒れるなら前向きに!
何度も言いますが、何度も倒産の危機に陥ります。
しかし、倒産の現実をそのまま受け入れ後ろ向きに倒れるより、なんでもいいから手を尽くしてどうせ倒れるなら前向きに倒れるというのが田中社長のマインドです。
これは、挑戦する人に刺さる言葉ですね。何もしないでただ倒れるより、何か手を売ってあらがい、結果的に倒れてしまっても前向きに倒れれば何か掴んで収穫があるかもしれない。
いくらピンチの状況でも何かアクションを起こさない限り何も生まれないんですね。
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まとめ
本は厚めですが、面白いのですぐ読めます。
何かに挑戦するハードルが低くなる気がします。自分にも何かできるかもと思わせてくれる本です。
読んで損はしないです。
自分と同じ30歳で会社を買収し、世界中に出店するオンデーズ社長はすごいなぁと思い、それとともに自分も動き出さなやまずいとけつを蹴り上げられた気分です。やらなきゃ!倒れる時は前向きに!
コメント
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